ご 挨 拶

理事長 鶴田 恵美子
理事長 鶴田 恵美子

 日本人は世界の中でも精神性の高い民族と言われています。しかし一方では、この豊かな日本で、人々は進む方向を失い、自分のことしか考えない、自分さえ良ければいいと自己肥大化した、競争原理で動いています。

 今や、欲望を満たすことと、充実した生き方を混同し、寂莫とした様相は、社会への不安や不信感となって大人から子どもにいたるまで、生きる勇気が奪われつつあります。

 17年前「電話相談室」を立ち上げ、試行錯誤を繰り返しながら、ボランティアをやってきました。そこで思ったことは、誰の中にも「人の役に立ちたい」という思いがあるということでした。17年、続けてこられたのは、自分のような小さな存在でも役に立てているという、存在の確信だったように思います。

 それはクライアントへの感謝の思いに繋がり、次第に家族や近隣の人との穏やかで、温かい関係が育まれる、充実感でした。

 一般社団法人「日本支援助言士協会®」は、故 本田 勝嗣 先生(教育カウンセラー)「人間の本質は助け合う喜びを分かち合いたいものである」という信念でつくられたものです。本田先生から支援助言士協会®を引き継ぎ、支援に携わる人を勇気づける団体でありたいと願っています。

 

 競争すること、助け合うこと、その両方を持ち合わせている私たち。

 

 その現実を見据えて誰の中にもある、役にたちたいという思いを「支援助言士」として実態のある、行動に結びつける手助けをしたいと考えています。

 役に立ちたいと願っても、複雑な社会構造の中で自信をもって支援活動する為に、カウンセリング理論と、福祉理論を学ぶ必要があります。自信を持って支援活動を展開するために、環境と人間のかかわりを理解していくことが重要と考え、プログラムに反映させています。

 コミュニティ・アドバイザーとして、コミュニティ・カウンセラーとして活動できる人が増えることが、日本社会の真の豊かさに繋がると信じています。


~理事長のブログ 最新記事~

横浜発!!アドラー心理学カウンセラー☆支援助言士

家族支援のノウハウ・ドゥハウ、家族布置 (金, 17 11月 2017)
日本支援助言士協会の鶴田です。    家族には家族メンバーのパワー、雰囲気、グループの力があります。    その力の動きを家族システムとしてとらえ、家族の中での役割や目的が見えてくることがあり、カウンセリングでは、大事な視点です。    以前、あるクライアントが、子どもの引きこもりのことで相談にきました。    夫が子どもに無関心で、長男に何も言わない夫への不信感や次女(中学生)の派手な行動が気になるなど次からつぎへと、家族の心配事を話します。    話を聴きながら、A4の白紙を差出して、それぞれの家族のメンバーと自分の精神的距離を書いてもらいました。    すると一番離れている自分と夫との距離、次に次女との距離が離れている、長女が一番近いる。   家族の心理的距離の図を描いているうち、    引きこもりがちな長男の位置が分からない、書けないといいます。    次第に長男は時には、夫と近くなり、時には自分と近くなる、・・揺れている長男のことが分かってきました・・・・・・・・・。    最後に、私の方から今は長男のことに関わらない方がいいのかもしれませんと話しました。    そして夫との関係をよくすることに努め、さらに思春期の娘たちといい関係を作ること、適切な行動に関心を向けること等話しました。       「パズルが解けたように位置確認ができ、今、やることが分かりました」   とキラッと目に力が入り、頷いていました。    星空の布置のように家族の布置が分かれば、今一歩前に進むことができるようになります。    家族を信頼することとは何か、家族布置で理解できたケースでした。    日本支援助言士協会では、「家族支援のノウハウ・ドゥハウ」として、深沢孝之先生が担当します。 https://www.sienjogensi.org/    (特定のケースではなく複数の事例を合わせて書いてあります。)
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今こそ、アドラー心理学の出番Ⅱ (火, 14 11月 2017)
日本支援助言士協会の鶴田です。    今、とみに思うこと。    SNS上でも、お金があれば豊かな生き方ができると声高   に、嫌、美辞麗句を並べて誘っている人達がいます。  (何もしないで、集客できるシステムなどのお誘い等々) 一方で本質を見極めている人達も確実に増えているという感じも   しています。    セミナー運営をしていて、講座に参加する方の支援への関心の   高まり、社会に貢献したいと望む生き方を模索している人、生きて   いる今に感謝したいと語る人に多く出会います。   (全体的には分からないが、そうありたいと望む人は確実に増えて   いる感覚があります。)  私にとっては、考えの違い、個性の違い価値観も違う人と、どう   協力していくか、一番の関心のあるところで、  「統合への知恵」をアドラー心理学ではどう示しているか、   具体的に現実の対人関係にどう活かしていくか、   を学んでいる最中です。     改めてやはり、今の時代こそ、アドラー心理学の出番がきてい   ると感じます。 自分を尊敬して初めて、相手のことを思いやることができる、   「自己受容」。   相手の立場に立つとは、具体的にどんな態度やコミュニケーション をすればよいのか、 感情を使わないで、相手にも感情的にさせないようにするにはどう   対応したらいいか。    勇気づけとは、ほめることとどこが違うのか等々。 たくさん示されています。   アドラー心理学理論が今こそ、必要とされていると、あらためて   思う日々です。      アドラー心理学に興味のある方は、どうぞこちらを御覧ください。 https://www.sienjogensi.org/
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