ご 挨 拶

理事長 鶴田 恵美子
理事長 鶴田 恵美子

 日本人は世界の中でも精神性の高い民族と言われています。しかし一方では、この豊かな日本で、人々は進む方向を失い、自分のことしか考えない、自分さえ良ければいいと自己肥大化した、競争原理で動いています。

 今や、欲望を満たすことと、充実した生き方を混同し、寂莫とした様相は、社会への不安や不信感となって大人から子どもにいたるまで、生きる勇気が奪われつつあります。

 17年前「電話相談室」を立ち上げ、試行錯誤を繰り返しながら、ボランティアをやってきました。そこで思ったことは、誰の中にも「人の役に立ちたい」という思いがあるということでした。17年、続けてこられたのは、自分のような小さな存在でも役に立てているという、存在の確信だったように思います。

 それはクライアントへの感謝の思いに繋がり、次第に家族や近隣の人との穏やかで、温かい関係が育まれる、充実感でした。

 一般社団法人「日本支援助言士協会®」は、故 本田 勝嗣 先生(教育カウンセラー)「人間の本質は助け合う喜びを分かち合いたいものである」という信念でつくられたものです。本田先生から支援助言士協会®を引き継ぎ、支援に携わる人を勇気づける団体でありたいと願っています。

 

 競争すること、助け合うこと、その両方を持ち合わせている私たち。

 

 その現実を見据えて誰の中にもある、役にたちたいという思いを「支援助言士」として実態のある、行動に結びつける手助けをしたいと考えています。

 役に立ちたいと願っても、複雑な社会構造の中で自信をもって支援活動する為に、カウンセリング理論と、福祉理論を学ぶ必要があります。自信を持って支援活動を展開するために、環境と人間のかかわりを理解していくことが重要と考え、プログラムに反映させています。

 コミュニティ・アドバイザーとして、コミュニティ・カウンセラーとして活動できる人が増えることが、日本社会の真の豊かさに繋がると信じています。


~理事長のブログ 最新記事~

横浜発!!アドラー心理学カウンセラー☆支援助言士

夫婦が別れない理由 (金, 22 9月 2017)
日本支援助言士協会の鶴田です。    一人でいるより、二人でいる孤独は、辛いですと訴えてるOさん。家庭内別居をして7年という、40代の女性です。    子どもは息子と娘とがいるが、子どももあきれて、子ども二人とも口も聞かなくなった。   夫とは価値観が違い口論が絶えないといいます。    フリーランスの仕事をしている夫は、収入も不安定なので、ずっと自分も働いてきました。    娘の躾ができてない、食事もお惣菜が多いと口煩くて、文句ばかりいうので、   「自分も仕事を持っているので、食事の支度が気にいらないなら、自分で作って下さい」と云ったら、夫は自分のものは自分で作るようになり、自分の洗濯も自分でするようになり、少しは楽になったと言います。    食事も別々にとるし、勿論部屋も別、何のために一緒に暮らしているのか、分からない。マンションのローンだけは夫が払っているので、出て行くとなると、私が出で行くしかないので今は我慢しているといいます。    食事の支度や、その他の夫の世話もしなくていいので、それなりにお互いのリズムが出来てきて、へんに落ち着いているのが、嫌です。   いずれ子どもたちが自立していくと、私が出て行くしかないでしょう。その頃には、50代半ばになっている、それまで今の状態が続くと思うと、早く結論だして、自分らしい人生を歩みたいと、悩みます。    一人でいるより、同じ屋根の下で暮らして、言葉を交わすこともなくいる、孤独を味わっています。   実質、シングルマザーです。    Oさんに限らず、いったいどれほどの多くの夫婦が、このような形で、一人ではないのに、より深い孤独を味わっているでしょう。    まだ、Oさんは、夫の食事や身の回りの世話をしないで済んでいるが、まるで家政婦のように、家族の世話をしながらも、自分の自由がないと嘆いている人の話を聴くと、いったい、どれくらいの夫婦が心が通い合っている関係か、そもそも心が通じ合うなんて幻想かもしれないのです。     何度も、話し合いを重ねてきたが、これ以上努力しようがない・・・最近はそんな考えも浮かばない、通じ合わない不毛な関係でも、続けていく意味があるのかと、誰かに相談したいと、話します。     夫婦が、一緒にいる理由は、なんでしょうか?   (特定の人ではなく、複数の事例を組み合わせて書いています。)  
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組織の力 (水, 20 9月 2017)
日本支援助言士協会の鶴田です。    なかよし幼稚園、ひよこの日(未就学園児の日で、子育て支援の一環でもあり、地域の方も自由に参加できる) 親子いっしょに虫取り散歩で、一緒に散策。    なかよし幼稚園は、アドラーの目指す幼稚園かもしれないとあらためて思う。    若い先生方が、手を抜かない、真剣に向き合っている、一人、ひとりが、熱血先生であり、金八先生である。    園長先生がアドレリアンだということは大きいが、メンバーどおし、いたるところで、セーフティーネットが機能しているのだ。    そのような態勢ができるためには、日頃の運営側の態度や、姿勢、が皆に浸透しているからだろう。   先生たちの、言葉。    「この園の行事は、自然に”圧”がかかってくるんです。」 と笑顔がまぶしい。    その一つが、行事の取り組み方である。   例えば、年長組は、運動会をひかえて、何をするかを、子どもたちで、話し合って、決める。    その会話を記録するのが先生の仕事で、話し合いのプロセスを園全体で、家族の方と共有するためである。    皆の話し合いの中では、自分に難しい競技はやりたくないなど、反対の意見もあったり、時には感情的になったりする場面も起こる。   それでも根気よく、話合いをして、妥協案なども出て、協力するというプロセスを通して運動会へとむかうのだ。    親にとっても、クラスの中で、我が子がどんな発言をしたか、子どもの変化をかいま見ることができ、協力していく経緯も共有して、   運動会、当日を向かえるから、ドラマがうまれ、感動を分かち合うことがでる。    子どもの成長を園と先生と親と一緒に、喜ぶということが大事なことで、子どもだけでなく、大人も勇気づけたいという、園の姿勢である。    先生たちにとって、話合いの場は、子どもの発言のユニークさや、発想、思いやりを、感じる喜びの場面でもあるが、     陰で、見守りながら、会話を記録し、話し合いの流れを、コントロールしながら、文章で再現する作業は、仕事を持ち帰ったり、時としてハードなことでもある。      いくつかの、組織に関わっていて、感じるのは、個人でも組織でも、パフォーンスが落ちたと、気が付いた時は遅いかもしれないと感じる。      うまく機能している組織は、何かが起こるまえにセンサーが働いて、自動的に、自然に仲間をさり気なくフォローしていたり、カバーしていたりという働きが起こってくるものだ、そして、連携が起こっている。    それでも、時には誰かに比重がかかってしまうことがある。そこを危惧して対策をとっているのが、コンサルタントや、カウンセラーの起用である。    外部の人、組織外の人が利害に関係なく、話せるというシステム作りは必置だと思う。    なかよし幼稚園は、しっかりと、カウンセラーを活用している。   なかよし幼稚園は、遊びを中心に、動物を飼い、育てるなど、自然に囲まれ、環境にも恵まれている。  昨日捕った、バッタなどは、ヒキガエルの餌になってくのだという。
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